野球に人生を掛けるからこそ知っていて欲しいのは、「野球だけが人生ではない」というこです。

野球との向き合い方として「野球に真摯であって欲しい」「野球は自分を成長させてくれるものである」ことを留めておいてください。

「野球しかない!!」と思える人は本当に幸せな人です。だからこそ、野球から離れる事になった時、野球が無い人生は価値が無いと思わないでください。野球というスポーツを誰よりも好きになり、のめり込み、向き合えた事を誇らしく胸に置いた中で、同じぐらい夢中になれるものを探す旅に出るべきです。もしかしたら、野球ほど夢中になれるものは見つからないかもしれません。それでも、いいではないですか。人生で夢中になれるものを一つも見つけられない人もいるのです。自分の人生を掛けれるものが「野球」であったのならば、それは幸せな要素が一つあなたにあるということ。

私は学生の現役時代、“野球に失礼が無い向き合い方をしたい”と常々心に持っていました。それ故に、周囲のチームメイトが野球をなおざりにしていると、非常に不快に感じていたこともあります。早く一流のプレイヤーが集まる場に行けば、こんな思いをせずに済むかもしれないと感じたことも多々あります。

しかし、チームメイトがどの様なスタンスで野球と向き合っていても、結局プレーをするのは自分です。野球と自分との向き合い方に納得できていれば、「私は何て粋な人間なんだ!最高だ!」と唱えれば良い。誰よりも野球が好きになっていいし、誰もが野球を好きになることができる。

甲子園に出れなくても、大学で大輪が咲かなくても、社会人野球で活躍できなくても、そして2度と野球ができなくなってしまっても、あなたに野球が見せてくれたものはたくさんあるはずです。

隣のおじさんが、熱狂的に贔屓のチームを応援している。そんな野球に選手として参加できたのだから、あなたも隣のおじさんも野球に魅せられて、人生を生きている瞬間があるのです。