肩・肘の怪我

昨今のプロ野球界でも怪我のニュースが止むことがありません。
何ともメジャーでは中4日が主流。
「中4日」とは、先発投手が前回登板してから、4日後に再度登板する事です。
即ち、4日おきに試合で投げることを意味します。
1試合で100球前後を投げ、更には変化球を交えての投球なので肩・肘への負担は当然出てきます。

日本では中6日が主流。チーム事情や監督の考え方で中5日になることもあるが、メジャーの様に中4日という事はほとんどない。
実際にプロの声に耳を傾けると、前回登板から肩・肘の疲労、筋断裂の再生が完了しないままに次の登板となるので、いつまでも回復することなく投げ続ける事になる。
これでは、怪我をする為に投球している様なものだ。

結果的に、メジャーの投手の方が肘の故障が多い。
「トミージョン手術」と言われる、手術を受ける投手が後を絶たない。
近年では、ダルビッシュ有投手、松坂投手、和田投手等、名だたる投手が肘にメスを入れているのだ。
肘の靭帯が断裂してしまい、自身の別の体の一部の腱を肘の靭帯に移植するのだが、術後の復帰までに1年は時間を要する。主にリハビリに時間が掛るわけで、必ず元の様に投球できる保証はない。
逆に、術前よりも球速UPする投手もいるので、「吉」と出るのか「凶」と出るのかある種の賭けになる要素もある。

怪我の原因は、投げ過ぎだけではない。
投球フォームが悪く、肩・肘に負担が掛っている事で損傷するケースもある。
正しいフォームと必要な筋力を養うトレーニングをマスターする事が基本だ。
また、投球後は面倒と思わずに、肩・肘のアイシングを行い、しっかりメンテナンスと休養を取る事が大切である。

入念に手入れをしていても発生するのが“怪我”であるだけに、やらなければその確率はグッと上がるわけだ。